サッシを交換したい!リフォームの種類や素材など
近年サッシの性能が向上しており、劣化する前にサッシを交換する人が増えています。サッシのリフォームをすると、断熱性のアップや結露対策などさまざまな効果が期待できます。サッシのリフォーム方法は、大きく分けてカバー工法とはつり工法に2種類があります。カバー工法とは壁を壊さずサッシ枠の上に新しいものをかぶせる方法で、相場金額は3〜30万円程度です。はつり工法は古い窓やサッシを撤去して、窓ごと交換する方法です。はつり工法の相場は30〜50万円程度だと言われています。また一度外壁を壊してサッシを取り付ける場合は、20〜50万円程度が相場だと考えておきましょう。
ただし、サッシの交換費用は素材や工法などによって価格が異なり、相場金額から大きく変動することがあるので注意が必要です。サッシの交換で使用される素材は4種類あります。アルミサッシは一般的によく使われている素材で、耐久性が高いというのがメリットです。他の素材より比較的安価なものが多く、数万円から取り付けることが可能です。樹脂サッシは日用品によく使用される素材で、断熱性や防音効果など機能面に優れています。加工や着色もできるため、デザイン性が高い種類も豊富です。木製サッシは、木製ならではの温かみを感じられるデザインが特徴です。自然素材で劣化しやすいため、定期的なメンテナンスが必要になります。複合製は、異なる素材を組み合わせて作られたサッシです。それぞれの特徴を生かした素材を使うことで、より快適な住まいが実現します。
機能性の高いサッシに交換すれば、さらに快適に住めるようになるでしょう。例えば、断熱性の高いサッシにすれば、光熱費が安くなる可能性があります。防犯性を上げたい場合は、二重窓やインナーサッシを設置すると良いでしょう。サッシの交換とともに、シャッターや雨戸を取り付けると、空き巣対策にもなります。無計画でサッシを変更すると、住まいに大きな影響を及ぼす可能性があるので注意してください。サッシをリフォームする際は、経験が豊富なリフォーム会社に依頼することをおすすめします。
リフォームでカーポートと自転車置き場
あなたは自宅のリフォームによって、カーポートやサイクルポートをつくりたいと思ったことはありませんか?カーポートというのは屋根と支柱のみによって構成されている車庫のことです。そして自転車置き場はその自転車版のようなもので、サイクルポートとも言います。これらを作ることによって、雨水によってできるサビや雪、飛来物からも自転車、自動車を守ることができ、サドルを拭く手間も省け、加えて盗難防止にもなるというメリットがあります。それぞれ種類もいくつかあります。自転車置き場であれば、4本足タイプや2本足タイプ、ガレージタイプやハウスタイプ、スタンドタイプといったものが主です。自動車の方も一台用や二台用でそれぞれ分けられます。
設置する際の注意ももちろん必要です。まずカーポートの場合、位置は車の出しやすさにとても影響します。なので、前面の道路に対してどれだけの間口や奥行きが取れるか、ということを考えていく必要があります。また、出入口あたりに障害物がなるべくないほうが、容易に駐車できるようになります。運転に自信がない方は、柱が後ろにあるタイプを選ぶのが良いでしょう。
次に自転車置き場を設置するときの注意点です。これも自動車の場合と似ていますが、主に「格納サイズ」や「設置場所周辺の障害物の有無」について注意が必要です。工事が必要なものを除き、大抵は3台分ほどの駐車スペースを得られます。オートバイクなど、自転車以外の大型なものを一緒に置く予定だとしたら併用してサイズも確認しなければなりません。また、幅以外に、高さにもしっかり適応した設置場所を事前に決めておくことが必要です。柱の位置、周辺の障害物から目を背けてはいけないのです。
そして、住んでいる地域の気候や環境によって種類、デザインを考えていくことも重要です。例えば積雪の多い地域だとしたら、豪雪によって柱や屋根が壊れないよう、耐積雪強度に注目するべきです。
柱や壁には抜けないものがあるのでリフォームのときには注意しよう
リフォームをすれば家も部屋も自由に変更することができると思っている人もいるかもしれません。リフォームをするとマンションでも一軒家でも間取りすら変更することができます。キッチンとリビングの間にあった壁を取り払ってしまい、開放感のある大きな部屋にするリフォームは人気です。対面式キッチンなどもあわせて導入して、家族のコミュニケーションを楽しめる空間を作り出していることも多くなっています。しかし、間取りを一部でも変更するリフォームをするときには注意点があります。変更の自由度の高さは物件次第で、建物の構造によっては抜けない柱や壁があるので気をつけましょう。
建物は柱や壁によって支えられています。建物を支えるにはどの柱とどの壁が必要かは設計段階でよく考えられていて、抜いてしまうと安全に住める状況ではなくなるものもあるのです。どのような設計で建てられたかによって、抜けない柱や壁がどれかは異なっています。外壁だけで住宅全体を支えられるようにしている場合もありますが、各所にある柱を一つも抜けない構造のこともあります。外壁以外の壁が住宅を支えるのに重要な役割を果たしている場合もあり、キッチンとリビングの間の壁を取り払おうとしてもできない場合もあるのです。柱が抜けないために設備を希望している場所に置けないこともあります。
リフォーム会社に設計の図面を見せると抜けない柱や壁がどれかは教えてもらえます。注文住宅を建てた場合には設計業者に相談するとどの柱と壁が必須なのかを示してくれるでしょう。間取りを変更する場合にはこのような情報を踏まえてどんな姿にするかを考えることが必要です。広い部屋を作っても中央に柱を残さなければならないといった場合もあります。安全に住める構造を保つことはリフォームのときには欠かせません。柱や壁は住宅を支える重要な構造なので、場合によっては抜けないのが問題になることは留意しておきましょう。